【解説】知ってた?Apple Watch 3 以降の防水性能を改めて整理

耐水

現在、販売されている Apple Watch 3 以降の防水性能って?

この記事を開いてくださったということは、おそらくこのような疑問をお持ちではないでしょうか。

Apple Watch の防水については公式見解でも分かりづらいな表現も多いため、今回改めて整理してみました。

なお、Apple Watch 3 以降の防水性能は全て同じなので、今販売されているシリーズで性能差はありません。

Apple Watch の検討にぜひ、お役立てください。

このほか、Apple Watch に関する様々な情報を こちら でもご紹介しています。ぜひあわせてお読みいただけますと幸いです。
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目次

Apple Watch 3 以降の防水性能

それでは早速、Apple Watch の防水性能について見ていきましょう。

「防水」ではなく「耐水」

耐水

実は、Apple Watch は「防水」ではなく「耐水」です。

以下、Apple 公式サイトでの見解です。

Apple Watch は耐水性能を備えていますが、防水性能はありません。

引用元:Apple

「防水」と「耐水」の違い

違い

では「防水」と「耐水」は何が違うのでしょうか。

  • 防水 → 水に濡れた時、どれだけ中に水を通さないか
  • 耐水 → 水に濡れた時、どれだけ故障せず耐え続けられるか

結局、あまり変わりません。

要するに、どれだけ水に耐えられるのか、故障しないか、という観点に違いありません。

(以降は、公式見解より、 Apple Watch には「耐水」という表現を用います)

Apple Watch 3 以降の耐水性能

防水

以下のような公式見解がある。

* Apple Watch Series 1 および Apple Watch (第 1 世代) には、IEC 規格 60529 に基づく IPX7 等級の耐水性能があります。Apple Watch Series 2 以降には、ISO 規格 22810:2010 に基づく水深 50 m の耐水性能があります。

引用元:Apple

ここで注目したいのは、次の3つのキーワード。

  • ISO
  • 規格 22810:2010
  • 水深 50 mの耐水

それぞれ簡単に解説する。

ISO

ISO

ISOは、国際標準化機構のこと。

スイス・ジュネーブに拠点を置く、各国の標準化団体で構成される非政府組織で、ここで標準化される決まりごとを ISO と言う。

規格 22810:2010

文書

そのISOが制定した規格。

簡単には、時計の防水性能に関する決まり事・仕様を定めたものです。

あまり難しく考えないようにしましょう。

水深 50 mの耐水

水深

3つの中で一番重要となるキーワード。

そのままだが、「水深50mに耐えられる」ことを意味するワードです。

しかし、水深50mまで Apple Watch を水没させて良いということではありません。

ここで言う「水深50mに耐えられる」とは、厳密には『静止状態の Apple Watch に対し、水深50mで理論的にかかる水圧に耐えられる』ということです。

現実世界では水には波があり、また物体が完全に静止状態になることはほぼ不可能。物体そのものは動くし、水にも波があるので、水圧は常に変化し、時に大きく水圧が上昇することもあります。

では「水深50mに耐える」とは、実際どの程度の性能なのでしょうか。

5気圧(ATM)防水と同等
防水

この「水深50mに耐えられる」性能は、「5気圧防水」と同等のもの考えられる。「気圧防水」は「ATM」と表記されることもあります。

5気圧防水については、一般社団法人 日本時計協会のサイトで、次のように解説されています。

水に触れる機会の多い水仕事(漁業・農業・洗車・食堂など)や水上スポーツ(水泳・ヨット・つりなど)をされる方にお使いいただけます。
素潜り(スキンダイビング)及び飽和潜水用や空気潜水用に使用しないで下さい。
5bar以上の防水時計でも水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないようご注意下さい。

引用元:一般社団法人 日本時計協会

また、Apple の公式サイトでも次のように解説されています。

Apple Watch Series 2 以降は、プールや海で泳ぐなど、浅い水深での利用に対応しました。ただし、Apple Watch Series 2 以降を装着したまま、スキューバダイビング、ウォータースキーなど、水圧が高くなったり、所定の水深より深く潜るようなアクティビティを行うことは想定していません。

引用元:Apple

Apple 公式サイトと日本時計協会のサイトで、概ね同じ記載であることがわかります。

つまり、Apple Watch 3 以降は、5気圧防水に相当し、水仕事・水上スポーツ・浅瀬での利用などは OK だが、素潜り・ウォータースキーなど長い時間の水没・深さの深い水没は NG ということになります。

日常生活における利用

では実際、日常生活において、Apple Watch 3 以降の耐水性能はどの程度なのでしょうか。

シャワー程度ならOK

シャワー

まず、シャワーにかかる程度であれば問題ないだろう。ただし、先ほどの日本時計協会からの引用にもあるように、水圧の激しいシャワーは避けたほうがよさそうです。

また、以下のとおり、シャンプー等にも注意したい。公式でも次のようにうたわれています。

Apple Watch Series 2 以降を着けたままシャワーを浴びてもかまいませんが、本体に石鹸、シャンプー、コンディショナー、ローション、香水が付かないようにしてください。水密性や通音膜の性能低下を招くおそれがあります。Apple Watch が真水以外に触れた場合は、きれいな水で汚れを除き、糸くずの出ない布で拭き取ってください。

引用元:Apple

なお、シャワーの際には、「防水ロック」機能の活用をオススメします。

「防水ロック」機能
防水ロック機能

「防水ロック」機能とは、水による誤操作を事前に防止する設定・機能です。なお、スイミングのワークアウトを開始した際にも自動で起動するようになっている。

「防水ロック」の機能を列挙すると、次のようになます。

  • 水による画面の誤操作防止
  • 振動で Apple Watch 内部の水を外に出す

この機能を手で起動する場合は、以下を参考に試してみてほしい。

<「防水ロック」の起動方法>

① Apple Watch の画面下端から上に向かってスワイプ
上にスワイプ

② 「水滴のアイコン」をタップで起動
水滴のマークをタップ

③ 画面上に水滴のマークが表示される ※「防水ロック」がかかり、操作できなくなる
水滴のマーク

<「防水ロック」の解除方法>

① Digital Crown を少し回すと表示が変わる
デジタルクラウンを回す

② そのまま一気に Digital Crown を一定量連続で回すと解除 ※振動で水切りが行われる
ロック解除完了

以上が「防水ロック」の起動・解除方法です。

入浴は OK だがオススメできない

おすすめしない

誰もが一番気になるのが、この「入浴」なのではないでしょうか。

防水仕様(5気圧防水)から考えると入浴自体は問題はないと言えます。

しかし、適応する環境適温が 0℃ 〜 35℃ と設定されています。湯船の温度は、ほとんどの方が 40℃前後です。そうなると、適温から外れてしまいます。湯船のお湯に浸かってしまうのは、あまり好ましくないのです。

さらにオススメできない理由
寂しい

さらに入浴中におすすめできない理由があります。

それは、「充電いつするの?」問題です。

Apple Watch はまだ充電の問題をクリアしていません。ほぼ毎日の充電が必要です。

もちろん、頑張れば(様々な機能をオフにすると)2日程度は持ちます。しかし、2日に1回というルーチンを実行できるでしょうか。充電を忘れて使えない日が来るくらいなら、毎日充電する習慣を身につけておく方が良いです。

おすすめの充電タイミングは、毎日の入浴時・夕食時間での充電です。就寝中は充電しません。理由はもちろん、睡眠データを記録したいからです。

一部繰り返しになりますが、ウォッチを着用したまま入浴しない理由を列挙しておきます。

  • 湯船では適応する温度・水圧ではない(高温NG、長時間の素潜りNG
  • その時々のシャワーの水圧は何気圧なのか読めない(高い気圧はNG
  • 入浴中に Apple Watch で急ぎ情報を確認することがない(少し寂しいと思われるかもしれない)
  • シャンプーなどは早期劣化を招く恐れがある(公式見解)
  • 手首はいつ洗うの問題(一時的に外すなら入浴時に着けなくて良い
  • 充電を行うタイミングが他にない(入浴中に行う)

水仕事はOK

水仕事

一方、漁業・農業・洗車・食堂などの水仕事は問題ありません。

また、最近は新型コロナウイルスの影響もあり、手を洗う機会が多くなったと思われるが、ハンドソープさえ気をつければ濡れても全く問題ないと考えられます。(20秒の手洗いタイマー機能(手洗いアプリ)があるくらいです)

プール・海での水泳もOK

プール

プール・海での水泳も問題ないと思われます。

そもそもワークアウトアプリに「スイミング」があるくらいです。

また、スイミングのワークアウトを開始すると、先ほどご紹介したように自動で「防水ロック」機能が起動します。

水上スポーツもOK

釣り

釣りやヨット、水上スポーツも問題ないでしょう。

その際も、先ほどご紹介した「防水ロック」機能を活用しましょう。

素潜りなどは NG

スキューバーダイビング

スキューバーダイビングなどの素潜り系や、過度な水圧のかかるウォータースキーなどは NG です。

OK とする情報もあるが防水性能の仕様から考えるとオススメできません。

サウナも NG

サウナ

耐水という観点からは少しズレるが、サウナなどの高温な場所での利用は控えるべきでしょう。

以下は、環境温度に関する Apple の公式見解です。

Apple Watch は、環境温度が 32℉ 〜 95℉ (0℃ 〜 35℃) のときに最も安定して動作するように設計されています。また、保管に適した環境温度は -4℉ 〜 113℉ (-20℃ 〜 45℃) です。

引用元:Apple

耐水性能は永久ではない

永久でない

耐水性能は、永久に保証されるものではありません。Apple Watch もいわば消耗品なのです。

防水性能を過信せず、大切に使用することを心がけたい。

永久耐水ではないため、経年劣化で耐水性が損なわれる場合があります。Apple Watch の耐水性能を再検査したり、耐水加工を再度施したりすることはできません。

引用元:Apple

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まとめ:日常生活の水濡れなら問題ない

いかがでしたでしょうか。

この記事では、Apple Watch の防水性能について改めて整理してみました。

おさらいすると、Apple Watch 3 以降は、5気圧防水に相当し、水仕事・水上スポーツ・浅瀬での利用などは OK だが、素潜り・ウォータースキーなど長い時間の水没・深さの深い水没は NG ということであった。つまりは、Apple Watch の耐水性能は、日常生活での利用ならまず問題ない、ということ。

しかし、過度な水圧がかかる環境や、熱い水温に対してはこの限りではない。また、永久に保証されるものでもないということを心に留めておくべきだろう。過信は禁物なのです。

このほか、Apple Watch に関する様々な情報を こちら でもご紹介しています。ぜひあわせてお読みいただけますと幸いです。
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Apple Watch は決して安い買い物ではありません。水に対してのみならず、日々の使用でも大切にしていきたいですね。

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