Apple Watch 7, SE, 3 って何が違うの?
どのApple Watchがおすすめなの?
あなたは今、このような疑問をお持ちではありませんか?
Apple Watchは、「Series 7」「SE」「Series 3」の3つのシリーズがあります。
でも、どんな違いがあるのか、パッとはわかりづらいですよね。
そこで今回は、Apple Watchの各シリーズがどう違うのかを比較して解説しています。
ちなみに、おすすめは「Series 7」もしくは「SE」です。理由はのちほど詳しく解説していきますね。
- Apple Watch 7, SE, 3 の違い
- Apple Watchのおすすめシリーズ
- あなたにとっての最適なシリーズ
ぜひ、参考にしていただけますと幸いです。
ほかにも Apple Watch に関する様々な情報を こちら でご紹介しています。ぜひあわせてご覧いただけますと幸いです。
>> Apple Watch に関する他の記事を読んでみる(上の こちら と同じリンク)
Apple Watch 7, SE, 3 の違い
まずは、Apple Watch 7, SE, 3 の違いを一覧で見ていきましょう。
7 | SE | 3 |
---|---|---|
引用元:Apple公式サイト | 引用元:Apple公式サイト | 引用元:Apple公式サイト |
発売日 | ||
2021年10月15日 | 2020年9月18日 | 2017年9月22日 |
本体サイズ | ||
41mm / 45mm | 40mm / 44mm | 38mm / 42mm |
アルミニウム仕上げの本体カラーとモデル・サイズごとの価格 | ||
グリーン ブルー (PRODUCT)RED スターライト ミッドナイト | シルバー スペースグレイ ゴールド | シルバー スペースグレイ |
【GPS】 41mm : 45mm : 【GPS+Cellular】 41mm : 45mm : | 【GPS】 40mm : 44mm : 【GPS+Cellular】 40mm : 44mm : | 【GPS】 38mm : 42mm : ※Cellularモデルなし |
ステンレス仕上げの本体カラーとモデル・サイズごとの価格 | ||
シルバー ゴールド グラファイト | — | — |
【GPS+Cellular】 41mm : 45mm : | — | — |
チタニウム仕上げの本体カラーとモデル・サイズごとの価格 | ||
スペースブラック チタニウム | — | — |
【GPS+Cellular】 41mm : 45mm : | — | — |
Nikeエディションの本体カラー(アルミニウムのみ) | ||
スターライト ミッドナイト | シルバー スペースグレイ | — |
Hermèsエディションの本体カラー(ステンレスのみ) | ||
スペースブラック シルバー | — | — |
耐亀裂性能と防塵性能 | ||
○ IP6X | — | — |
ディスプレイとサイズ | ||
常時表示Retina LTPO OLED ※ 6, SE より20%画面拡大 ※ 3 より50%画面拡大 ※ 常時表示は70%明るく | Retina LTPO OLED ※ 3 より30%拡大 | Retina OLED |
血中酸素飽和度と心電図測定 | ||
○ | — | — |
高心拍・低心拍・不規則な心拍の通知 | ||
○ 第3世代 | ○ 第2世代 | ○ |
緊急SOS、海外での緊急通報、転倒検出、コンパス | ||
○ 加速度32G対応 | ○ 加速度32G対応 | — 加速度16G対応 |
ファミリー共有(1台のiPhoneに複数のApple Watchをペアリング) | ||
○ | ○ | — |
CPUチップ | ||
デュアルコアS7 SIP SEより最大20%高速 | デュアルコアS5 SIP S3より最大2倍高速 | デュアルコアS3 SIP |
Digital Crown | ||
○ 触覚的な反応を返す | ○ 触覚的な反応を返す | ○ |
高度計 | ||
○ 常時計測 | ○ 常時計測 | ○ |
バッテリー持続時間 | ||
最大18時間 最大33%高速な充電 | 最大18時間 | 最大18時間 |
スピーカー | ||
○ 50%大きい音量 | ○ 50%大きい音量 | ○ |
マイク | ||
○ 騒音モニタリング | ○ 騒音モニタリング | ○ |
裏蓋 | ||
セラミックとサファイアクリスタル | セラミックとサファイアクリスタル | 複合材 |
容量 | ||
32GB | 32GB | 8GB |
Wi-Fi | ||
802.11b/g/n 2.4GHz、5.0GHz | 802.11b/g/n 2.4GHz | 802.11b/g/n 2.4GHz |
Bluetooth | ||
5.0 | 5.0 | 4.2 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
発売日が違う
発売日 | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
2021年10月15日 | 2020年9月18日 | 2017年9月22日 |
3つのシリーズはそれぞれ発売日が異なっています。
Apple Watch Series 7 は、2021年に発売した最新シリーズです。Apple Watchにおける最上位・ハイエンドモデルに位置します。
Apple Watch SE は、Series 6 と共に2020年に発売されたシリーズです。中間クラスのモデルですが、Apple公式ではエントリーモデルに位置付けられています。
Apple Watch Series 3 は、2017年に発売されたシリーズです。古いシリーズではありますが、そのリーズナブル性からライトユーザ向けとして、今なお販売され続けています。
本体サイズが違う
本体サイズ | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
41mm / 45mm | 40mm / 44mm | 38mm / 42mm |
本体サイズもそれぞれ微妙に違っています。
新しいシリーズが出る毎にサイズのラインナップが大きくなる傾向にあり、「Series 7」が一番大きく、「Series 3」が一番小さくなっています。
本体サイズは、各シリーズで「小さいサイズ」と「大きいサイズ」の2種類用意されています。例えば、Series 7なら、小さいサイズは 41mm、大きいサイズは 45mm、といった具合です。
※ Series 7 で 40mm を選択したくてもラインナップにないので、選択できません。
サイズが違うことで起こる影響は、おおきく次の3つと言えます。
《本体サイズが違うと何が変わる?》
- 見た目のインパクト
- 画面サイズによる操作性や視認性
- バンドの適合サイズ
ひとつずつ簡単に解説します。
- ■ 見た目のインパクト
-
本体サイズは見た目のインパクトに直結します。数ミリの違いですが、「大きいサイズ」は「小さいサイズ」よりもインパクトがすさまじいです。
そのため、手首に対してどれくらいの大きさであってほしいか、というのが本体サイズを選ぶポイントになるでしょう。
比較的、男性は大きいサイズを、女性は小さいサイズを選ばれることが多いです。
- ■ 画面サイズによる操作性や視認性
-
本体のサイズが大きい分、画面サイズも変わってきます。
画面サイズが変わると、操作性や視認性に大きな違いが出てきます。Series 7 は他のシリーズと比べるとコンパクト性には欠けますが、とても操作しやすく文字や表示のアイコンも非常に見やすいです。
操作性や視認性を重視されるなら、画面の大きな Series 7 がおすすめと言えます。
- ■ バンドの適合サイズ
-
バンドは本体サイズに合うように作られています。
そのため、本体サイズが変わると適合するバンドのサイズも変わってきます。ただ、実はバンドは「小さいサイズ」と「大きいサイズ」の2種しかなく、それぞれに互換性があります。
例えば、Series 7の本体サイズが41mmなら、38mm用・40mm用・41mm用のバンドが適合します。以下に一覧でまとめてますので、ぜひ参考になさってください。
本体サイズ | Ultra系 | Series 7以降 | Series 4 〜 6, SE系 | Series 3 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バンドサイズ | 49mm | 41mm | 45mm | 40mm | 44mm | 38mm | 42mm | |
小 | 38mm | — | ○ | — | ○ | — | ○ | — |
40mm | — | ○ | — | ○ | — | ○ | — | |
41mm | — | ○ | — | ○ | — | ○ | — | |
大 | 42mm | ○ | — | ○ | — | ○ | — | ○ |
44mm | ○ | — | ○ | — | ○ | — | ○ | |
45mm | ○ | — | ○ | — | ○ | — | ○ | |
49mm | ○ | — | ○ | — | ○ | — | ○ |
アルミニウム仕上げの本体カラーラインナップが違う
アルミニウムの本体カラーとサイズ・モデルごとの価格 | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
グリーン ブルー (PRODUCT)RED スターライト ミッドナイト | シルバー スペースグレイ ゴールド | シルバー スペースグレイ |
【GPS】 41mm : 45mm : 【GPS+Cellular】 41mm : 45mm : | 【GPS】 40mm : 44mm : 【GPS+Cellular】 40mm : 44mm : | 【GPS】 38mm : 42mm : ※Cellularモデルなし |
Apple Watch は、本体の仕上げに「アルミニウム」「ステンレススチール」「チタニウム」の3つの素材がラインナップされています。
このうち、アルミニウム仕上げにおいては、各シリーズで選べる本体カラーが異なっています。
主な違いを列挙すると次のようになりますね。
《選べるカラーの違い》
- Series 7は「グリーン」「ブルー」「(PRODUCT)RED」が選べる
- Series 7は「シルバー」→「スターライト」、「スペースグレイ」→「ミッドナイト」に変更となっている
- SEだけ「ゴールド」が選べる
なお、カラーが違うことによる機能差はありません。お好きなカラーを選択しましょう。
【7&SEのみ】GPS または GPS+Cellularモデルの違いも考慮しよう!
Apple Watchを購入する際は、GPS または GPS+Cellular のどちらかを選ぶ必要があるので、対応するシリーズや特徴をおさえておきましょう。
大項目 | 中項目 | 小項目 | GPS | GPS+Cellular |
---|---|---|---|---|
シリーズ | Series 7 | アルミニウム | ○ | ○ |
ステンレス | - | ○ | ||
チタニウム | - | ○ | ||
SE | アルミニウム | ○ | ○ | |
Series 3 | アルミニウム | ○ | - | |
特徴 | 単体使用 | × | ○ | |
デジタルクラウン | 通常 | 赤いマークあり | ||
本体価格 | シリーズによる | GPSモデルより高額 | ||
月額利用料 | 不要 | 必要 |
□ GPS+Cellularモデルとは?
GPS+Cellularモデルは、iPhoneがなくてもApple Watch単体で回線接続できるモデルです。もちろん、回線接続するためには、キャリアとの回線契約が必要です。
□ 特徴・メリットは?
最大の特徴であるインターネット接続は、次のような機能が使えるようになります。
電話・Siri・メール・メッセージ・マップ・天気・音楽ストリーミング・Apple Pay Suicaへチャージ、 ファミリー共有設定
と、色々ありますが。
正直、iPhoneを常に持ち歩くような方はGPSモデルで十分です。「iPhoneを家に置いてランニングしたい」「Apple Watch単体で通話やストリーミング音楽を聴きたい」という方ならはセルラーもおすすめです。
□ デメリットは?
デメリットは本体価格が高いことと、月額通信量がかかること。回線費用は各キャリア月額500円前後です。なお、ahamo、povoなどには契約プランがありません。
□ 対象は Series 7 と SE のみ
GPS+Cellularモデルを選べるのは、Series 7 または SE のみです。また、ステンレス・チタニウム仕上げは、GPS+Cellularモデルしか選べません。
【7のみ】ステンレススチールとチタニウム仕上げがある
7 | SE | 3 |
---|---|---|
ステンレスの本体カラーとサイズ・モデルごとの価格 | ||
シルバー ゴールド グラファイト | — | — |
【GPS+Cellular】 41mm : 45mm : | — | — |
チタニウムの本体カラーとサイズ・モデルごとの価格 | ||
スペースブラック チタニウム | — | — |
【GPS+Cellular】 41mm : 45mm : | — | — |
「ステンレススチール」と「チタニウム」仕上げは Series 7 のみのラインナップです。
ハイエンドモデルだけに許された高級仕上げであり、ディスプレイが Ion-Xガラス → サファイアクリスタルにランクアップして強度がアップします。また、GPSモデルはなくGPS+Cellularモデルしかありません。
そのほかの特徴もまとめると、次のようになります。
《ステンレススチールとチタニウム仕上げの特徴》
- ディスプレイがサファイアクリスタルとなり強度があがる
- GPS+Cellularモデルしかない
- 重厚感・高級感がある
- 少し重い(41mmの場合、アルミニウム32gに対し、ステンレス42.3g、チタニウム37g)
- 高額(アルミニウム仕上げの倍近くする)
なお、Apple Watchとしての機能に差はありません。「ちょっと違った素材が良い」「見た目は他の人と違うものが良い」「高級感あるApple Watchを持ちたい」など高級志向やこだわりがなければ、通常のアルミニウムモデルで十分と言えます。
【7&SEのみ】Nikeエディションがある
Nikeエディションの本体カラー(アルミニウムのみ) | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
スターライト ミッドナイト | シルバー スペースグレイ | — |
Nikeエディションは、Apple WatchとファッションブランドNikeのコラボレーションウォッチのこと。
Nikeモデルとも呼ばれます。
これがあるのは Series 7 と SEのみです。仕上げはアルミニウムのみで、本体カラーは各シリーズのラインナップに準じ、白・黒を基調としたカラーのみ選択できるようになっています。GPS or GPS+Cellular のどちらも選択できます。
Nikeエディションの違いは、簡単には次が挙げられます。
《Nikeモデルの違い》
- Nikeロゴが刻印されている
- Nike専用の文字盤が使える
- Nike専用のスポーツ系バンドから選ぶ
その他、Nikeモデルの違いなどはこちらの記事でより詳しく解説しています!ぜひご覧ください!
【7のみ】Hermèsエディションがある
Hermèsエディションの本体カラー(ステンレスのみ) | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
スペースブラック シルバー | — | — |
あの高級ブランド「エルメス」とのコラボウォッチ「Hermèsエディション」を選べるのは、Series 7 のみです。また、仕上げ(素材)はステンレスのみ、かつ、GPS+Cellularモデルのみのラインナップです。
カラーは「スペースブラック」か「シルバー」のどちらかのみです。
ハイエンドシリーズである 7 のみ限定で、ステンレス仕上げ(素材)やセルラーモデルにしかラインナップがないところは、さすが高級ブランドHermèsとのコラボレーションウォッチといったところです。
Hermèsは非常に高価。そんなHermèsの気分だけでも味わえる風バンドも人気です!
【7のみ】耐亀裂性能と防塵性能が向上
耐水性能 | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
50メートル | 50メートル | 50メートル |
最新のSeries 7 にのみ耐亀裂性能と防塵性能が加わりました。これは、SE や 3 にはありません。
耐亀裂性能——2倍以上の強度と耐久性
画面表面のクリスタルはSeries 6と比較して1.5倍分厚くなり、さらに形状をフラットベースにすることで、一番厚い部分で強度と耐久性が2倍以上に向上。軽くどこかに当ててしまっても画面に亀裂や割れが起こりにくくなった。ということですね。(ぶつけたくはありませんが…)
防塵性能——最高ランクとなるIP6X等級の防塵性能
最高ランクとなるIP6X等級の防塵性能も新たに追加されました。
IPは、「IP(International Protection)」のことで、精密機器などが粉塵や水に対しどれだけ防護性能があるかを数値で示した指標です。省略する場合は「X」を使用します。「IP6X」のうち、「6」部分は防塵性能を、「X」部分は防水性能を示しています。
IP6Xは、完全な防塵構造を意味し、「粉塵の侵入が完全に防護されている」ことを意味します。最高等級の防塵性能です。
これにより、粉塵やホコリを気にすることなく、アウトドアやレジャー、山登りなどを思いのまま楽しむことができるようになりました。
ディスプレイ性能とそのサイズが違う
ディスプレイとサイズ | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
常時表示Retina LTPO OLED ※ 6, SE より20%画面拡大 ※ 3 より50%画面拡大 ※ 常時表示は70%明るく | Retina LTPO OLED ※ 3 より30%拡大 | Retina OLED |
SE は Series 3 よりも、Series 7 は SE よりもディスプレイ性能とそのサイズが大きく進化しています。
■ ディスプレイサイズが拡大
具体的には、SE は Series 3 よりも30%拡大、Series 7 は SE よりもさらに20%拡大(7 は 3 よりも50%拡大)しています。
大きな画面は本当に操作がしやすく、とても見やすいのでおすすめです。
■ Series 7 のみ常時表示ディスプレイに対応
また、Series 7 は常時表示ディスプレイに対応。
実はSeries 6から搭載されましたが、バッテリー消費を抑えるため画面が暗すぎるという問題がありました。Series 7 では改善されバッテリー消費をおさえつつ画面の明るさを出す事に成功しています。
実際、非常に見やすく、手首をあげたり画面をタッチしたりする必要がありません。チラ見で時刻を確認することが可能です。
■ Series 7 のみフラットベース設計で視認性と操作性が向上
またあまり評価されていない事ですが、Series 7 のみフラットベース設計で画面が平(たいら)になり、視認性と操作性が格段に向上しています。本当に見やすく、本当にタップしやすくなりました。
【7のみ】血中酸素飽和度と心電図測定ができる
血中酸素飽和度と心電図測定 | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
○ | — | — |
血中酸素飽和度と心電図の測定機能があるのは、Series 7 のみです。これがあるから Series 7 はハイエンドと呼ばれると言っても過言ではありません。
血中酸素飽和度の測定は、血液に取り込まれたの酸素レベル(量)をパーセントで表したもの。
96%以上が正常値で、90%を下回ると呼吸不全と言われます。新型コロナでも話題となり、肺や呼吸の状態を知ることができる、いわゆるパルスオキシメータと同じものです。
ただし医療用としてではなくあくまでウェルネス用としての使用に限定。とはいうものの日々の健康状態を見る上では非常に役に立つツールです。
使い方は簡単で、アプリを立ち上げてじっとしているだけ。じっとしていれば自動で測定してくれていることもあります。
心電図 (ECG または EKG とも呼ばれる)の測定は、心臓が規則正しいリズムで動いているかをチェックするもの。
心臓の心房、心室の拍動を計測し、鼓動のもととなる微小な電気信号のタイミングと強さを記録します。自分ではなかなか気づけない健康状態を知ることができます。
使い方は、アプリを立ち上げてDigital Crownに指を当てじっとするだけ。指を当てる必要がある検査なので、血中酸素飽和度と違って自動では測定してくれません。
世代は違うが高心拍・低心拍・不規則な心拍の通知は同じ
高心拍・低心拍・不規則な心拍の通知 | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
○ 第3世代 | ○ 第2世代 | ○ |
心拍は光学式心拍センサーと呼ばれるセンサーを通して測定されます。この心拍センサーには世代表記の違いはあるものの、各世代で機能差は明言されていません。Series 7 の第3世代、SE の第2世代だからと言って大きな差はないと思って問題ないでしょう。
【7&SEのみ】緊急SOS、海外での緊急通報、転倒検出、コンパス機能がある
緊急SOS、海外での緊急通報、転倒検出、コンパス | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
○ 加速度32G対応 | ○ 加速度32G対応 | — 加速度16G対応 |
Series 7 と SE のみ緊急SOS、海外での緊急通報、転倒検出、コンパスに対応します。
■ 緊急SOS、海外での緊急通報
サイドボタン長押しで表示される「緊急SOS」ボタンで、今いる国の緊急番号や事前に登録した連絡先に通報をかける機能です。
GPS+Cellularモデルは単体で通報可能ですが、GPSモデルはiPhoneに接続されていることが前提です。
■ 転倒検出
32Gの加速度センサーにより転倒を検出できます。
転倒後、振動するApple Watchに反応を返さない場合、GPS+Cellularモデルでキャリアが対応する国や地域であれば、海外でも自動で緊急通報を行ってくれます。GPSモデルはiPhoneが近くにあることが前提です。
海外では、この機能に命の危機を救われたという事例があるほどです。
この機能の利用には転倒検出のオンと、メディカルIDに緊急連絡先の設定が必要です。使用する際は設定できているか確かめるようにしてくださいね。
■ コンパス
コンパスで方位を知ることができます。これによりマップなどで自分が向いている方向がわかるようになります。
【7&SEのみ】ファミリー共有(1台のiPhoneに複数のApple Watchをペアリング)ができる
ファミリー共有(1台のiPhoneに複数のApple Watchをペアリング) | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
○ | ○ | — |
Series 7 と SE のGPS+Cellularモデルのみファミリー共有が利用できます。
ファミリー共有は、1台のiPhoneに複数台のApple Watchをペアリングできる機能です。これにより、iPhoneを持たない小さな子やお年寄りなどが持つApple Watchを1台の iPhoneに紐づけて使用できます。
iPhoneとApple Watchを1対1で持たなくて良いので、手軽にApple Watchを使用できます。
CPUチップが違う
CPUチップ | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
デュアルコアS7 SIP SEより最大20%高速 | デュアルコアS5 SIP S3より最大2倍高速 | デュアルコアS3 SIP |
各シリーズで搭載されるCPUチップに違いがあります。
S3を最大2倍高速にしたのがS5(SEに搭載)、S5を最大1.2倍高速にしたのがS7(7 に搭載)ということになります。
S5ほどあれば十分な処理速度ですが、S3になると体感でも時々動作が遅くなりモッサリすることがあります。サクサク動かないと嫌な方は、Series 7 や 6 がおすすめです。
【7&SEのみ】Digital Crownは感覚を返す
Digital Crown | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
○ 触覚的な反応を返す | ○ 触覚的な反応を返す | ○ |
Series 7 と SE の Digital Crown は、操作したときにプルプルと振動する感覚を返してくれます。これで今まさに回している、操作しているということが触覚的にわかるようになっています。
Digital Crownとは、Apple Watch本体横についている円形のジョグダイヤルのようなボタンです。
ちなみに、GPS+CellularモデルではDigital Crownのボタン赤い輪っかがつきます。
【7&SEのみ】高度をアプリ内で計測できる
高度計 | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
○ 常時計測 | ○ 常時計測 | ○ |
Series 7 と SE のみ、ワークアウトや Nike Run Club といったアプリ内で今居る高度を自動計測することができます。
ランニン後に、「こんな高度の道を走ってきたんだ」というのがわかり、記録の楽しみやもっと高い場所でのランニングにチャンレジしよう、といった活用ができます。
Series 3でも高度自体を計測することができますが、高度計アプリをわざわざ起動して見る必要があり、自動記録はできません。
【7のみ】バッテリー持続は同じでも充電速度が違う
バッテリー持続時間 | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
最大18時間 最大33%高速な充電 | 最大18時間 | 最大18時間 |
バッテリーの持続時間は、Apple公開値で全シリーズが最大18時間です。
そんな中、Series 7は高速充電に対応しており、最大約1.3倍の高速な充電が可能になっています。
高速充電には、購入時に付属するType-C高速充電ケーブルを使用する必要があります。
こんなやつです。
これにより充電時間が約1時間半→約1時間に短縮され、忙しくて充電する時間が取れなかった人も充電しやすくなりました。たった30分ですが、実際使用するとこの30分の短縮は非常に大く感じます。
さらに、「45分で0→80%まで充電」「たった8分で8時間の睡眠を測定」など、ちょっとの充電時間でより長くApple Watchを使用できる仕様に進化しています。
Series 7 は、その人その人のライフスタイルにあった充電方法や充電時間を選択できるようになり、これまで以上にApple Watchを活用しやすくなったと言えます。
【7&SEのみ】より音量の大きなスピーカー
スピーカー | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
○ 50%大きい音量 | ○ 50%大きい音量 | ○ |
Series 7と SEのスピーカーは Series 3 と比べて50%大きい音量に対応します。
これにより、Apple Watch を使った通話時の音量不足に悩むことがなくなりました。
周囲に音声を配慮する場合は、Bluetoothイヤホンが便利です。
こんなやつです。
【7&SEのみ】騒音モニタリング対応マイクを搭載
マイク | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
○ 騒音モニタリング | ○ 騒音モニタリング | ○ |
Series 7 と SE のみ騒音モニタリングを測定できるマイクを搭載しています。
騒音モニタリングは、環境音のデシベル(dB)測定と、一定以上の数値時に通知を行うことができる機能です。
環境音測定に加えて、何dBでどれだけの時間さらされた場合に通知するというノイズ通知設定をしておけば、指定した騒音に晒され続けた場合にApple Watchが通知で教えてくれるようになります。
騒音がヒドいの環境に長時間置かれた場合、耳の健康が害すと言われています。騒音にさらさるのを回避するために、その場を避けるように通知してくれます。
環境音測定でサウンド測定をオンにすれば、自動で環境音を終日測定することができます。もちろんサウンドが録音や保存されることはないので、プライバシーにも配慮されています。
Series 7 と SEには、難聴になるリスクを減らすために、騒音がヒドいの環境から避け、耳の健康を維持できる機能を有しています。
【7&SEのみ】裏蓋も違うが…
裏蓋 | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
セラミックとサファイアクリスタル | セラミックとサファイアクリスタル | 複合材 |
非常に細かいですが、Series 7 と SE の裏蓋には「セラミックとサファイアクリスタル」の素材が使用されています。
セラミックとサファイアクリスタルは傷がつきにくく耐久性が高いため、心拍や血中酸素飽和度を高い精度で測定し続けることに役立っていると考えられます。縁の下の力持ちのような存在ですね。
とはいうものの、体感で何か違いを感じるかと言われると正直そんなことはありません。これを理由にして Series 7 や SE を選ぶことはないでしょう。
【7&SEのみ】搭載データ容量は32GB
容量 | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
32GB | 32GB | 8GB |
搭載されるデータ容量は Series 7 と SE のみ32GB。Series 3 は8GBです。
大きければ大きいほどインストールできるアプリや音楽の数が多くなります。昨今の音楽データを鑑みると、8GBでは少し物足りなさを感じます。欲を言うと、正直、32GBでも少ないくらいです。
とはいうものの、Apple Watchへ同期する音楽は自分で選択できたり、Apple Watch自体にデータを格納して使用するシーンはそこまでないため、容量が足りなくて困るようシーンにはあまり遭遇しないでしょう。
【7のみ】Wi-Fi性能がパワーアップ
Wi-Fi | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
802.11b/g/n 2.4GHz、5.0GHz | 802.11b/g/n 2.4GHz | 802.11b/g/n 2.4GHz |
細かな違いですが、Series 7 のみWi-Fi機能がパワーアップしています。
具体的には、Wi-Fiの通信帯域が2.4GHz帯だけでなく5.0GHz帯にも対応するようになりました。
簡単に言うと、他の家電との混信を避け、より安定的に通信ができるようになった、ということが言えます。
【7のみ】Bluetoothが高性能
Bluetooth | ||
---|---|---|
7 | SE | 3 |
5.0 | 5.0 | 4.2 |
これも細かな違いですが、Series 7 と SE のみBluetoothが5.0に対応します。
これにより、iPhoneやAirPods Proなどのワイヤレスイヤホンとの連携や通信において、より高速で安定した通信を行うことができるようになっています。
Bluetooth 5.0では通信範囲が4倍でデバイス間が離れても接続が切れにくく、さらに転送速度が2倍で音の遅延などが軽減される仕様となっています。
おすすめの Apple Watch はどれ?選び方は?
ここまで各シリーズの違いを詳しくご紹介してきました。
これらを踏まえた上で、おすすめのApple Watchは、「Series 7」または「SE」です。
理由は、チップ(CPU)の処理性能が高いので、ストレスフリーに操作できることがあげられます。
Series 3 は時々フリーズするようなことがあり、もっと軽快に動作してほしいという感じがします。
なお、「Series 7」「SE」どちらを選ぶかは、以下の観点で選ぶと良いでしょう。
- 「グリーン」「スターライト」「ミッドナイト」が使いたい
- 「ステンレス」「チタニウム」を選びたい
- 耐亀裂性能と防塵性能が欲しい
- 大きな画面で常時表示ディスプレイを使いたい
- 血中酸素濃度と心電図を測定したい
- 時々動作が遅くなることに耐えられない
- 充電速度を重視する
新しい本体カラーや血中酸素飽和度・心電図測定、耐亀裂性能や防塵性能、大きなディスプレイ、高速充電などハイエンド性を重視したい人は Series 7 がおすすめです。
大きなディスプレイは液晶部分が拡大し、さらにフラットベースになったことで本当に見やすく本当にタップしやすすいです。
毎日見る、毎日操作するものがここまで大きな進化を遂げているのは、他のシリーズにはない大きなメリットだと言えます。
総じて、新しいもの好きな方やハイエンド嗜好な方に最適なシリーズです。
- 「ゴールド」「シルバー」「スペースグレイ」が使いたい
- 血中酸素濃度と心電図がなくても良い
- コスパの良さを重視する
血中酸素飽和度と心電図の測定はできませんが、これ以外のは機能はハイエンドな Series 7 とほぼ同等です。ディスプレイサイズがSeries 3より30%大きく、さらにS3より処理性能が最大2倍高速であるなど、Series 3とは一線を画く性能でありながら、価格が約3万円スタートと非常にコスパに優れています。
リーズナブルな価格で比較的高めの性能を求める方や、初めてApple Watchを持つ方に最適なシリーズです。
と、ここまで Series 7 と SE を推してきましたが、「とりあえず腕時計代わりに Apple Watch を持ってみたい」という方や、「画面のフリーズは耐えられるから、安さやコスパを重視したい」という方なら「Series 3」も全然アリです。
- とにかく安くApple Watchが欲しい
- 時々動作が遅くなっても耐えられる
性能こそラインナップで一番低いシリーズですが、その低価格性は非常に魅力的です。Apple Watchという製品を約2万円で手に入るのは本当にお得感があります。
AppleではエントリーモデルをSEとして定めていますが、この価格性から真のエントリーモデルは Series 3 だ、という声も多いです。
とにかく安くApple Watchを触ってみたいという方に最適なシリーズです。
Apple WatchやApple製品を買うならどこがオススメ?
おすすめはamazonです。理由は次の通りです。
- Apple公式ストアが販売(公式だから安心)
- 他ECサイトに比べ割安(特にプライムデーなどのセール時は無茶苦茶安い)
- ポイントが貯まる(超お得、プライム会員は高還元率)
- 配送が早い(いち早く製品とご対面)
- AppleCare+もつけれる(安心の保証)
これらの理由から、Apple WatchやApple製品は、amazonで買うのがオススメです。
≫AmazonにApple Watchを見に行く
≫AmazonにApple製品を見に行く
さらに!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、Apple Watchの各シリーズの違いやおすすめについてご紹介してきました。
あなたはどのシリーズが良いと思われましたか?
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