最近、腕時計の風防(文字盤を保護するカバーガラス)として採用されることの多い「サファイアガラス」。腕時計を選ぶ上で大切なパーツの一つではありますが、サファイアガラスってそもそも何?この記事ではそんな疑問に触れていきます。
目次
サファイアガラスって?
サファイアガラスとは、(天然ではなく)人工的に作り出されたサファイアのことで、次のような特徴を持っています。
- 非常に硬く、傷がつきにくい
- 耐熱温度が 2,000℃と非常に高いため、生活熱で変形しない
- 腐食しにくく、錆びたり壊れたりしにくい
- 光透過性が高く、サファイアガラスを通して見ても曇ったり見づらくならない
要するにとっても頑丈ということですね。
硬いってどれくらい?
では硬いと言っても実際どの程度硬いのか、その硬さについてに少し触れたいと思います。
硬さを示す基準に「モース硬度」というものがありますが、サファイアガラスはこの基準で「9」という値を誇っています。
因みに自然界でもっとも硬い鉱石と言われるダイヤモンドの「モース硬度」が「10」です。
以下は、モース硬度の一例です。
- 10…ダイヤモンド(自然界でもっとも硬いと言われている)
- 9… サファイアガラス(EVERY SINGLE UNIT の風防に使用)
- 7…砂埃に含まれる石英など
- 5…ゴリラガラス(スマホやタブレットに使用されている)
サファイアガラスがどれだけ硬い素材であるのか、少しはイメージいただけましたか?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では「サファイアガラス」について触れてきました。その特徴は、
- とにかく硬いから傷などがつきにくい
- 透明度が高いため見やすい
というものでした。
時計選びの際にぜひご参考にしていただきますと幸いです。